子供のプログラミング環境
2020年から小学校にプログラミング教育が導入されるということで、子供にプログラミングさせてみれる環境が増えてきたように思います。
新学習指導要領
総則において、各教科等の特質に応じて、「プログラミングを体験しなが ら、コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力 を身に付けるための学習活動」を計画的に実施することを明記
私が子供の頃は、兄からのお下がりのMSXでBASICを使ってプログラムを組んでました。
でもMSXなんて知っている人がいなくて(当時も今も…)プログラミング友達はいなかったですね。
プログラミングをやる子にとっては、今は本当にいい時代になりました。
義務教育化されるとか、将来使えるスキルになるとかも大事ですが、なによりプログラミングは楽しいですね。
何か入れるとすぐに反応が帰ってくる、ゲームが作れる、絵が描ける。子供は工作気分でやってるみたいです。
そこで、子供向けのプログラミング環境3つ紹介して、いいところといまいちなところ書いていきたいと思います。
ここで3つ挙げているのは全てビジュアル言語と呼ばれるもので、チャートとして視覚的にコードを書くのが特徴です。
子供も理解しやすいです。
プログラミン
文部科学省が作成しているプログラミング環境です。
対象年齢(勝手に):5歳くらい以上
対象ハードウェア:Flashが使えるブラウザ。iPadやiPhoneはダメ。
いいところ
- キャラや絵が無個性で可愛いので使いやすい。
- 自分で好きな絵が描ける(他の3つも同じですが)。
- コマンドの絵がわかりやすい。面白い名前がついていて覚えやすい。
- 見本がある。
- コミュニティサイトがある。
いまひとつなところ
- オブジェクト同士がぶつかったら、以外の条件分岐処理ができない。
- 絵を描きなおせないので、いい絵を描くのは難しい。
- ソースを下から上に書く。
- 自動保存されないので保存忘れに注意が必要。
それぞれの詳細は別記事で。
Scratch Jr
対象年齢:5〜7歳
対象ハードウェア:iPad
いいところ
いまひとつなところ
- オブジェクト同士がぶつかった以外の条件分岐はない。
- 言葉の説明がないので、理解がかえって難しい部分もある(こうやるには何を使えばいいの?がわかりにくい)。
- コミュニティや見本がない?ので、どう発展させていいかわかりにくい。
Scratch
対象年齢(勝手に):6歳くらい以上
対象ハードウェア:Flashが使えるブラウザ。iPadやiPhoneはダメ。
いいところ
- コミュニティ、お手本となる作品が大量にあるので発展のさせ方はそこら中で学べる。
- NHKでも放映されていて理解しやすくなっている。
- プログラミングでできることは不向きはもちろんあるがほとんどできる。
- jpgやgifなど他のファイルも取り込める。録音もできる。
- マイクを使った制御もできる。
- 自動保存されるので消えちゃってあわわがない。
いまひとつなところ
- デフォルトのキャラは個性が強くて使いやすいのが少ない。
それぞれの詳細は別記事で。
Swift Playgrounds (おまけ)
対象年齢(勝手に):小学校高学年以上
対象ハードウェア:iPad
いいところ、いまひとつなところということではなく。
キャラがミニオンみたいで一見とっつきやすいです。迷路的ゲームも面白いです。
しかし、これは子供向けのように見えて子供向けではありませんでした。
コマンドは英語なので、少しは英語が読めないと理解できません。
直接コマンドをいじれるメリットはあるものの、ミスるとバグの嵐になって直せないとそこで終了してしまいます。
しかしARまで簡単に使えてしまうので、ある程度自分で読めて進める方にはかなり楽しいと思います。
まとめ
プログラミンが大人子供ともに一番取っつきやすいのでここから入って、慣れてきたらScratchに移行するのが良いと思います。
iPadがある方は、Scratch Jrもやってみると楽しいです。
プログラミンとScratchは別記事で詳しく書ければなーと思います。
ではまた。