Scratch入門でのおすすめ本
Scratchでは、大まかに使い方を覚えるところまでは割と簡単に進めます。
ビジュアル言語はやはり非常にわかりやすいです。
Scratchは日本語ですし。
お子さんにはひらがなにすることもできます。
しかし、ある程度使い方がわかってきた、ではどうゲームを作るのか、というところでつまづきやすいです。
Scratchでは、ゲームの作り方を理解しながら自分で作品を作るのを助ける本がたくさんあります。
その中で、私が読んでおすすめできる本を紹介します。
ゲームで遊ぶな、ゲームを作ろう!スクラッチ2.0アイデアブック
ゲームで遊ぶな、ゲームを作ろう!スクラッチ2.0アイデアブック―ゼロから学ぶスクラッチプログラミング
- 作者: 石原正雄
- 出版社/メーカー: カットシステム
- 発売日: 2014/04/01
- メディア: 単行本
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Scratchの最初の入門から始まって、簡単なシューティングゲームやロールプレイングゲーム、コンピュータミュージックを作る手順を丁寧に説明してくれています。
本で作りかたを紹介したゲームについては、ダウンロードすることもできるようになっています。
初めて子供に買ったScratch本ですが、入門はほとんどすっ飛ばして、ゲームを作るところから面白がって読んで作っていました。
ただ、漢字に読みがながないので、おそらく小学3年生くらいからでないと自分で読み解くことはできません。
我が家では、子供(当時年長)が作ってみたいと言ったゲームについて、親が読みがなを手書きして読ませました。
それでも年長児では本を順番通りに読み解くことが難しいため、自分だけで作ることはできず、頻繁に親が助けて完成させていました。
ただ、収録されたゲームは多くないので、シューティングゲームとロールプレイングゲームの2つを作ってこの本は終わりました。
プログラミング以前に、説明的な本を読んでそこから学ぶ初めての経験にもなったのでよかったですね。
10才からはじめるゲームプログラミング図鑑
10才からはじめるゲームプログラミング図鑑: スクラッチでたのしくまなぶ
- 作者: キャロル・ヴォーダマン,山崎正浩
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2017/11/21
- メディア: 単行本
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ゲームプログラミング図鑑というだけあって、10種類ものゲームの作り方が書かれています。
ジャンルはアクション系がメインですが、それぞれのゲームで必要となるテクニックが違うため、どれも作りたくなる(子供に作らせたくなる)ゲームたちです。
また全ての漢字に読みがなが振ってあるため、ひらがなが読めれば十分チャレンジできます。
さらにはScratchほぼそのままの見た目のコードが随所に示されているので、文章を逐一読まなくても大まかにはコードを追っていくことができます。
一つ一つのゲームを作る手順は結構長いものもありますが、丁寧に説明されているので、ついていけなくなることはあまりないです。
わかりにくい点として、私と息子は「本に書いてあるこのスクリプトをどのスプライト(オブジェクト)に書くのか」という点で何度かつまづきました。
ここで間違っていると、ゲーム制作の後のほうで気づくことになります。そこはもう少し書いてあったほうが良かったかもしれません。
ただ、スクラッチでは、スクリプトをあるスプライトから別のスプライトにコピーするのはドラッグ&ドロップで簡単にできるので、仮に間違えてもリカバリーは簡単です。
紹介されているゲームの完成度はなかなか高く、こんなに楽しめるゲームが自分でできるのかと驚きです。
この本をやっている途中で、息子がScratchから若干離れてしまったので2つしか作れていませんが、また思い出したころに、これで新しいゲームを作れればいいなあと思ってます。
ではまた!