かとりぶたとあじさいの、子どもと遊ぶログ

かとりぶたとあじさい夫婦による、男子3兄弟育児での体験や、考えたことのブログ。

子供たちのゲーム時間のルールを厳しくした話

子供たちのゲームのルールを厳しくした

かとりぶたです。子供たちのゲームについてのお話です。
我が家は子供たちは、休日はほぼゲームやり放題だったのですが、いろいろと思うところあり、ゲームの時間を制限することにしました。
自分自身がゲームの制限をかけられたことがなかったので時間のルールを作るのは嫌だったのですが、以下のところに気づき、ルールを作りました。

ゲームの時間制限なしで気づいたこと

子供はゲームに飽きない

子供はなかなかゲームに飽きません。
やったことのあるゲームでも繰り返し遊びます。
これは子供の頃の自分にも思い当たる節がありますが、マリオカートとか何回もやった気がしますし、RPGもだいたい2回クリアしていた覚えがあります。
これ自体は悪くないかもです。
ただ、これによって思っていた以上にゲームの時間が増えてしまいました。

小1や幼児には「やるべきこと」が少ないためいくらでもできてしまう

うちの長男の場合、まだ小1なので、宿題はあまりありません。
特に土日を使ってやるような宿題はまずありません。
次男(年少)は言わずもがなで、家での「やるべきこと」などありません。
自分に置き換えると、ファミコンが出てきたのは小学校の低学年で、しかも小学生のうちは家にはなく、親戚や友達の家に行った時にやっていました。
中学生になってスーパーファミコンやプレーステーションが家に導入されましたが、部活もやっていてそれなりにやるべきことがあるので、どっぷり浸かるというわけにはいきません。
高校になると勉強のためにほとんど手をつけない日々になりました。
小さい子にはそういうのないんですよね。
しかも、ゲームをやりすぎると他のことができなくなって(勉強とか他の遊びとか)マズイ、みたいな意識もない。
小さいうちのゲームは気をつけないと思ったところです。

「やりたいこと」「やってみたいこと」(つまり意欲や好奇心)の幅が狭くなる

ここがゲーム時間ルール化の決定打でした。

ある日のこんな会話。
父「今日はどこどこ(忘れたけど遊びに行くお出かけとか祖母の家とか)行こうか」
子「えー、ゲームやる時間なくなるからやだ」

特に子供は、新しいことに興味を持つ、同年代の子や兄弟と遊ぶ、こういうことが大事だと思います。
子供時代の世界が狭い状態から抜け出せませんから。

  • ゲームの制限がない

  • 家にいればゲームができる

  • 外に出たくない、他のことしたくない

この思考を断ち切って、

  • 家にいてもゲームできないからつまらない

  • 外出てみようかな、別のことしようかな

こういう思考にしたかったのです。

ゲームを制限すると勉強する、わけではないことは注意

ゲームを制限するとその分勉強する、というわけではありません。
ゲームやテレビに費やす時間と学習時間はほぼ無関係という研究があります。
以前以下の記事で紹介しました。
ゲームに費やす時間と学習時間はほぼ無関係という話 - かとりぶたとあじさいの、子どもと遊ぶログ

しかし、だからといってゲームをいくらやってもいいとはなりません。
こどもは、ゲーム以外の時間を勉強ではなくいろいろなことに使い、その「いろいろなこと」が大事だと思うのです。

紹介した研究は、学習時間が延びたかどうかしか見ていないと思われ、それは一面的です。
外で遊ぶ、友達や兄弟と遊ぶ、工作する、絵を描く、Scratchでゲームを作る、テレビを見る、アニメを見る、本を読む。
子供は、ゲームしない時間、寝ていません。必ず何かしています。
役に立つことも立たないこともあるでしょう。
別に役に立たないこともたくさんあってよくて、いろいろなことをやってみる、興味が出てきたら掘り下げてみる、そういうことが大事だと思います。

ゲームのルール

  • 平日は25分
  • 休日は25分✖️2

Scratch(プログラミング)はカウントしない(Scratchについての紹介記事はこちら)

25分単位なのは、ポモドーロテクニックから来ています。
正直結構厳しいと思いますが、やりたいゲームはScratchで作れよというメッセージでもあります。

厳密にやっているわけでもなくて、時々オーバーしたり1回おまけしたり、でもやり放題にはならないようにしてます。

子供たちは、休日は50分ではなく2回と捉えて、同じゲームに使うこともあり、別々のことに使うこともあります。
暇になるとテレビを見たりScratchをしたり兄弟で家の中や外に出て遊んだりしてますね。

また子供が大きくなるにつれて、携帯を持つようになったり状況が変わって試行錯誤していくんでしょうね。

以上、子供のゲーム時間のルールを厳しくした話でした。

妻からひとこと

ルールを変えた結果(たまたまかもしれませんが)、
兄弟でごっこ遊びなどをしている時間が増えました。
最近はポケモンごっこに夢中です。
これ、親が付き合うのは結構キツイので、兄弟でやってくれると助かります。

ちなみに我が家にはいくつか家族のルールがありますが、
ルールを作っても、しばらくすると形骸化しがちなので、
今後も時々メンテナンスしていきたいと思います。
子供と話し合って決めていけたらよいのですが、
なかなか理想通りには…。