かとりぶたとあじさいの、子どもと遊ぶログ

かとりぶたとあじさい夫婦による、男子3兄弟育児での体験や、考えたことのブログ。

残価設定クレジットのメリットデメリット、価格と支払額の逆転について。

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5人乗りの車に大人2人子供3人はきつかった

先日3人目の子が生まれまして、現在の5人乗りの車(日産ノート)がいよいよ手狭になってきました。
5人乗りなので定員上は乗れるのですが、子供たちはまだいずれもチャイルドシートやジュニアシートが必須の年齢なので、子供1人が大人1人以上に幅を取ります。
後部座席に乗る大人が、左右をチャイルドシートとジュニアシートに挟まれて大変狭い思いをしながら乗らなければなりません。

しかも後部座席の真ん中にはヘッドレストがありません。
今まであまり気にしたことはありませんでしたが、これもなかなか辛い。
車が加速減速するときに、頭が前後に揺れるんですね。

これは短時間ならまだ良いのですが、30分を超えるくらいだと負担です。

車を使うのは週末だけなので車に乗る頻度が非常に低く(月2〜3回)、車の買い替えは消極的だったのですが、子が小さいうちは荷物も多く電車も大変、ということで、大きな来る前に買い換えることで検討を開始しました。

最近は残価設定クレジットというのがあるのですね、結構面白かったので調べながら整理します。


目次


残価設定クレジット

仕組み

まずは、メーカーのサイトを見てみましょう。

どのメーカーも仕組みは変わらないようですが、日産のサイトから抜粋します。

あらかじめ数年先のクルマの残価を設定し、その額を差し引いた分だけ、分割してお支払いとなります。日産:残価設定型クレジット/残価設定型クレジット

残価設定クレジット(以下残クレ)は、大まかに以下の流れで設定されます。

  1. 車やオプションを決めて車両価格を決定する
  2. 残クレの支払期間を決める
  3. メーカー側で残価が決まる
  4. 頭金を分割払い対象金額(=車両価格ー残価)以内で設定する
  5. 分割払い対象金額から頭金を除いた額と利息を、支払期間で支払うように月々の支払い額が決まる


支払期間が終わったとき、以下の選択肢があります。

  • 新車に乗り換える(この車に対する支払なし)
  • そのまま乗り続ける(最終支払を一括か分割で支払う)
  • 車を返却する(支払なし)


では、メリットデメリット、そして留意点(価格と支払額の逆転について)を書いていきます。
パターンが増えると煩雑なので、残クレの期間は5年とします。
3年でも4年でも同じことが言えます。

メリットはどのメーカーにも書いてありますが、デメリットと留意点はほとんど書いてありませんからね!

メリット

同期間の通常のローンと比べて、月々の支払いが軽い

残価分(5年の場合、新車価格の3割程度)を月々の支払いから除けるので、同じ期間のフルローンと比べても月々の支払いが軽いです。
クルマの価格の7割を5年で払うということなので、仮にフルローンで同程度の支払いに抑えようとすると、7〜8年のローンに相当します。

5年後の買取額が保証されている

5年後の中古車相場にかかわらず、買取額が保証されています。
保証額はその金額で決まっているわけではなく、中古車相場が高い場合は、上乗せで買い取られる場合もあると説明されています。

(日産サイトより)

デメリット

同期間の通常のローンに比べて利息の支払いが大きい

支払わずに据え置いている「残価」に対しても利息が発生しているため、利息の支払いが大きくなる傾向にあります。

「残価」部分は、支払わなくて良いのではなく、支払いを猶予している、さらに言えば借りている、と言うのが適切です。
支払いを猶予している金額に対しては当然利息が発生することになります。

ですから、「通常のローンに比べて支払いが軽い」メリットの裏返しとして、「支払い期間トータルで見たときに利息の支払いが多くなる」デメリットがあります。

頭金を増やすことで利息を減らすことができますが、残価部分に対する利息は必ず発生します。
ざっくり残価が新車価格の3割、残クレの金利が5%とすると、
新車価格 ✖️ 0.3 ✖️ 5% ✖️ 5年 = 新車価格✖️7.5%
分、残価に対する利息が発生することになります。
新車が300万円だったら22.5万円です。

留意点

車両価格と支払額が逆転することがある!

残クレでは、価格が高い車と安い車を比べたとき、5年間の支払額がほとんど同じか、むしろ高い車の方が支払額が少ない場合があり得ます。
極端な話、車両価格が高い分、同じだけ「残価」が高ければ、残クレでの支払いは変わらないということです。

「残価」は、クルマのグレードやオプションによって細かく決まっているようです。
よくはわかりませんが、メーカー側で5年後のリセールバリューをある程度予測しているのだと思います。
機械的に「残価は新車価格の○割」などと決まっているわけではありません。

例えば、日産のサイトでセレナの例を見てみます*1

わかりやすくまとめると、以下のようになりました。

モデル名 価格 残価 分割支払額(利息なしで)
X 2,662,200円 905,000円 約176万円
ハイウェイスター 2,874,960円 1,178,000円 約170万円
価格差 約21万円 約27万円 約6万円

セレナにはハイウェイスターとXというメジャーな2つのバージョンがありますが、ここで価格差よりも残価差のほうが大きくなっています。
この場合、残クレにおいては、5年間トータルの支払額はハイウェイスターの方が少なくて済むことになります。
(ただしこれは5年後に車を乗り換えるか返却する場合で、買い取る場合は新車の価格差ほぼそのまま支払額が増えますので、注意が必要です)

良いクルマのほうが安く乗れるというのは不思議なものですが、5年後の乗り換えや返却を予定しているのであれば、この場合ハイウェイスターの方が性能・支払額どちらの面からも勝っているということになります。

残価は見積もりを作成してみないとわからないので、残クレの場合は、いくつかのパターンで見積もりを取ってみることをおすすめします。
上位モデルでもほとんど支払いが変わらないかもしれません。

まとめ

残クレのメリット

  • 支払いが軽い
  • 残クレ終了時点の買取額が保証されている

残クレのデメリット

  • 利息の支払いが大きくなりやすい

乗り換え・返却の場合、車両価格と支払額が逆転する場合があるので、上位モデルも見積もりを取ってみたほうがよい。