かとりぶたとあじさいの、子どもと遊ぶログ

かとりぶたとあじさい夫婦による、男子3兄弟育児での体験や、考えたことのブログ。

子どもへの報酬、プロセスに対して与えるか結果に対して与えるか

かとりぶたです。
子供に報酬、つまりごほうびを与えるとき、何を理由に与えるか、というお話。
決まった答えがあるわけではないので、思ったことをつらつらと書いてます。

子どもへの報酬

プロセスに対する報酬?結果に対する報酬?それが問題だ

子供がいると、何かしらごほうびってあげると思うんですよ。
それがないと子供ってなかなか頑張れませんからね。
特に習い事ですね。
いやになっちゃうときはありますからね。

報酬には基本的に以下の2パターンの与え方があります。

  • 結果に対して与える。結果が悪かったら与えない。
  • プロセスに対して与える。結果が良くても悪くても与える。

世の親たちはどうしているんだろう。

なお、ここでいう子供は未就学から小学校低学年くらいをイメージしてください。
それ以上になるとだんだん違ってくると思いますので。

プロセスに対する報酬にしている

我が家のやり方から書きますと、基本的には全てプロセスに対する報酬にしています。
つまり、頑張ったらごほうびをあげる、ということです。
頑張ったかどうかは親が判定しますが、結果が出なくてもいいので、結果に対する報酬に比べて甘いです。
まあ1回1回のごほうびは小さいものですけれど。

報酬を与えるタイミングは、具体的には、スイミングなどの習いごとの進級テストとか、何か発表会とかのときですね。
いちたろう(長男)はまだ小1なので、あまり学力テストはありませんが、これも同様です。

プロセス報酬型にする理由

結果に対してごほうびを与えることを、「成果報酬型」、プロセスに対して与えることを「プロセス報酬型」ということにします。
なんか仕事っぽくなってきました。

成果報酬型のほうががんばるかもしれないが…

頑張るという意味では、成果報酬型のほうが頑張るかもしれません。
結果を出さないと何ももらえませんから。
いい結果を出したあとのことを想像して頑張る、というのはよいと思います。
ただし、いい結果が出なかったときが痛いです。

成果報酬型の場合、いい結果が出なかった時のダブルパンチが子にはきつい

進級テストで落ちた、いい点が取れなかったとき、成果報酬型の場合報酬がなくなります。
これが子供にとってはきつい。
テストに落ちることもショックなのに、ごほうびもなくなってしまうという二重罰的なダブルパンチが来てしまいます。

失敗するとこんなイヤな目にあう、だから次頑張ろう、となる、とてもやる気のある子なら問題ないでしょう。
でもそんなにやる気のある子なら、そもそもごほうびなくても頑張るレベルです。
親からの報酬はもともと要らない可能性大です。

おそらくたいていの子供は結構な精神的ダメージを受けると思います。

発言を覆すのはさらによくない

そこで、親は見ていてかわいそうになってきます。
子供も、テストには失敗したけどやっぱり○○が欲しいとか言ってくるかもしれません。

そこをピンと突っぱねられれば良いですが、そこは親心、仕方ないとか今回だけだとか言ってごほうびをあげてしまう可能性があります。
可能性というか、私は結構やっちゃう。
なんかね、やっぱりうまくいかなくてがっかりしているのをみると強くも出られないんですよね。

子を一番見れるのは親だから

仕事でもそうですが、立場が離れるほど、結果でしかその人の仕事を判断できなくなります。
なかなかプロセスまで見てられません。
でも、結果というのは運不運ありますし、いろいろなことに挑戦するからこそ失敗も多くなる面もあって、失敗したからよくないとか、合格したから全て良しというわけでもないと思ってます。

ただ、間違った方向に頑張ってしまうということもあって、その場合は運とかじゃなくて当然にいい結果が出ない。
だから親はプロセスを見てやらないといけません。

親は子供を一番見てやれる存在ですから、その親が結果で判断するのはよろしくないだろうと、プロセスを見てあげようとそう思うのであります。

いい結果がでたら何もないの?

プロセス報酬型にすると、いい結果、例えば実際に合格した時に、何かないのかという話もあるのですが、端的にいって合格に対するモノ報酬はないです。
「合格したから◯◯を買ってあげる」というのはやってません。

親は、結果をあんまり評価しないで、そこまでのプロセスとか頑張りを評価したいと思ってます。

「いい結果」自体が報酬

なぜなら、合格やいい点数という「いい結果」自体が報酬だから。
欲しかった「いい結果」が取れた、という達成感を大事にしたいなと思ってます。
そこにさらに親がモノをあげる必要はない。
結果は自分と、あとは周りが評価してくれます。
周りからあるのは、あるのは、「おめでとう」「よかったね」という言葉です。
それで十分です。

「いい結果」に味をしめてほしいねえ

どこかの段階でプロセス報酬も無くなります。
自分が「いい結果」を目指す→頑張る→取る、ということに味をしめてほしいですねえ。

子供たちよ、いろんなことに挑戦せよ。
失敗したら全力で励ますぞよ。

妻コメント

たぶんこの子供へのご褒美の話のきっかけは、子供が「スイミングのテストに受かったら、〇〇買ってくれる?」と言いだしたこと。
紆余曲折を経て、今はプロセス型、つまり、「スイミングのテスト頑張ったら、受かっても受からなくても一つ何か(お菓子など)買ってあげる」で落ち着きました。
最近はいちたろうにお小遣い制も導入したので、その辺りとのすみ分けがちょっと難しくなってきましたが。
逆にそもそもご褒美いるの?っていう話もあって、なかなか悩ましいです。

他にプロセスへの報酬としては、ピアノの練習をしたらシールを貼るとか、お手伝いしたらお手伝いシートに記入する、などをやっています。
ただどうしてもマンネリ化してしまうのがちょっと。
なので、10個たまったらさらにご褒美としているものもあります。
子供のやる気をうまく引き出しつつ、楽しくやっていけるといいな。