かとりぶたとあじさいの、子どもと遊ぶログ

かとりぶたとあじさい夫婦による、男子3兄弟育児での体験や、考えたことのブログ。

算数タブレットRISUを導入してみた

理系が得意な子にしたいのでこの本を読んだ

10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方

10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方

  • 作者:今木智隆
  • 発売日: 2019/11/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

本の概要(引用)

まえがきから。

算数だけは、苦手にさせてはいけません。

算数には次のような特徴があるからです。
①全ての理系科目の“入り口”になる
②「理系が苦手」は子どもの将来に致命的とも言えるマイナス
③算数は、勉強のやり方を間違えなければ誰でもテストで100点が取れる

理系のアドバンテージは、年収にも響きます。

あとがきから。

自由に職を選ぶためにも、社内でいいポジションを獲得するためにも、業務を効率的に進めて自分の時間を作るためにも、無駄なコストを省くためにも、算数・数学の基礎的な力は、生きていくうえで大いに役に立つのです。

算数って大事なのか

本によると、以下のようなポイントで算数は大事ということです。
まあだいたい納得。

  • 年収が上がる
  • 職業選択の幅が広がる
  • 仕事を強力に、効率的に進められる


プログラミングのためにも算数数学は知っておきたい

最近の流れで言えば、プログラミングへの理解促進もあります。

最近いちたろうはScratchでプログラミングをやっていますが、プログラミングの理解にも算数数学が欲しいところ。
NHKでWhyプログラミングという番組がありますが、それを最初に見たとき、いちたろうは年長でした。
Why!?プログラミング [総合 小3~6]|NHK for School

四則演算や角度、座標の考え方を知らないので、ちゃんとは理解できません。
今は小2ですが、四則演算も掛け算までですし、角度もまだ。
学校で座標を習うはさらに先の話(中学!)です。

だから先行してプログラミングで算数の一部を先取りしている感じ。
悪いとは言わないけれど、Scratchで先取りすると、概念を知らずに部分的な使い方だけ覚えて、応用できないことになります。

プログラミングの十分な理解のためにも算数数学の知識は必要です。

算数数学は楽しい!

さて、役に立つ云々は一旦置いておいても、単純に算数はわかると面白い。

それまで自分の習ったこと(習ってなくてもいいので知っていること)を総動員して問題を解く。
難しい問題が自分で解ける。
そういうのが楽しい、それが算数をやる一番のモチベーションなのかなと個人的には思います。

いわゆるフローに入るというやつで、適切なレベルの問題を解いているとフローに入ることがある。

親としては、算数数学が役に立つのも大事ですが、息子にも算数数学の楽しさをわかって欲しいなという思いもあります。

まとめると算数は

重要科目で役に立つ上に楽しい。

RISUって何?

で、RISUの話。
RISUは、タブレットで自習する算数の通信教育です。

最後に1週間お試しできるリンクを貼っておくので興味があればどうぞ。

最初に紹介した本の著者はRISUを立ち上げた方で、まあ本1冊を通して壮大なRISUの宣伝になっています。
とはいえ、本の中でRISUを推薦しまくっているということはありません。
1冊を通して算数の大切さを伝え、結果として親としては子供に算数を勉強させたくなる、ああこれ書いた人はRISUというのをやっているのね、という流れになってます。

RISUを申し込んでみた

さてRISUを申し込んでみました。
申し込むと、数日でこのようなタブレット(android)とRISUガイドが届きます。

カバーが付いてます。


カバーを開いたところ。


RISUガイドというのが同封されている。

算数検定の受験料を助成してくれるんですね、受かったらですけど。
ほかにも、オーディオブック、スタジオマリオなどの優待制度がありましたが、継続的にあるかはわかりません。

写真には写ってませんが、タブレット用のペンも届きます。
写真に写ってない理由は後で書きます。

ファーストインプレッション

では、届いて数日時点の印象を書いていきます。
書いている時点で1ヶ月半くらい経っているので、思い出しながら書いています。

よい点

子どもの食いつきがよい(面白い)

RISUのタブレットが来たとき、長男のいちたろうは自分のタブレットが手に入ったことに興奮したようで、すごい喜びようでした。
すぐにRISU(算数)しかできないことに気づいていましたが、それでも興奮は冷めやらぬもようで、バリバリと問題を解いていきます。

最初は実力テストがあり、そこで間違えたり習ってない問題からスタートするのですが、最初は一つ一つの問題が簡単めなこともあって、どんどん進んでいきます。

RISUには、以下のような小学生の心くすぐる仕掛けがあります。

  1. 問題を解くとすぐに答え合わせ、間違っていたら解き直し、あっていたら次の問題にすぐに進める
  2. 問題を解いていくと、鍵を手に入れられる。3個の鍵を手に入れるとスペシャル問題(中学受験問題など、見たことのないタイプの問題)が出題される
  3. 問題を解いていくと点数が貯まり、文房具や鍵と交換できる

1点目は、タブレットだから当たり前に感じますが、普通の通信教育ではこうは行きません。

普通の通信教育
子どもが問題をとく

通信教育の会社に郵送する

数日後(早くて)、採点結果が郵送されてくる

終わり(次に進めるわけではない)

RISU
問題を解く

すぐに答え合わせ間違っていたら解き直し

あっていたら次の問題にすぐに進める

この2つ、全然違います。
フィードバックと、報酬がすぐにあることは学習を進めるのにとても重要です。

2点目3点目は子どものインセンティブを上手に引き出す仕掛け。
こういう仕掛けが面白いようで、どんどん問題を解いていきます。

日頃から息子のやる気を引き出すのに苦労している親としては感心します。

動画やヒントが親切なので親が教える必要がない

新しい問題にあたっては解説動画が配信されるので、親が教える必要はありません。
また、スペシャル問題は受験問題がベースなので難しいのですが、ヒントが出されるため、これも親がヒントを出す必要はありません。

親がやるのは以下のようなことくらいです。

  • やってないときにやるように促す
  • やったとき、進んだときに認める、褒める

問題がわからないたびに親が呼び出されていたら、家事も何も進まなくなってしまいますからね。
これは始める前からある程度わかっていたことですが、本当にありがたいです。

子どもの進捗を知らせるメールが親に来る

子どもが今どういった問題に取り組んでいるか、どの単元まで進んでいるか、を知らせるメールが親に届きます。
メールは複数設定できるので、両親とも受け取ることができます。
進み具合は子供に任せることができるのですが、だからといって放置しないで、ときどき話題にして、子どもの感触をつかんでおくことができます(簡単だったか、難しかったか、おもしろいかつまらないか、など)。

いまひとつの点

動画の配信が若干遅い

あるとき、子どもが問題をよく理解せずに解いている(確か2桁✖️2桁の掛け算筆算)ことがあって、根本的な筆算のやり方(位の合わせ方)がわかっていない。
聞くと、この問題は動画でも見てないとのこと。
適切な学習動画がないか探しましたが、完全にフィットするものがない。
そこは私が教えて解いてもらいました。

すると次の日にメールが来て、どうも後でちょうどいい学習動画が配信されているらしい。

つまり、動画の配信が少し遅れる場合があるようです。
次のポイントも同じなのですが、そもそもわからない問題を解いていないかは少し注意して見てあげないといけません。

「ぜんぶさいせいずみにする」ボタンがあって動画を見逃す

動画がこまめに配信されるのですが、「ぜんぶさいせいずみにする」ボタンがあって、子どもがそれを押してしまうと見た方がいい動画も見逃してしまうことがあります。
子どもには動画がまどろっこしいようで、動画を途中で打ち切ったり、見ないで「さいせいずみにする」ボタンを押したりしています。

理解しないで問題を解いていたら何となくの解法ばかり覚えてしまい意味がないので、ちゃんと見るように仕向けないといけません。

でも、RISUの動画、若干喋りが遅いんですね。
子どもの理解に合わせているという意図なのか。
なんか見ている親もまどろっこしく感じます。

タブレットはメモしにくい

筆算は書きながら計算するわけで、タブレットの問題にはそれ用にメモ欄がついています。
メモ欄がついているのはよいのですが、タブレットは書きにくい。
かといってわざわざノートを取り出すのも面倒なようで、書きにくいタブレットに大きい数字で筆算をしています。

Apple pencilだと手の横の部分をディスプレイにつけられるので書きやすいのですが、タブレットに付属しているペンではほとんど書きやすくならない。
指で書いているのと変わらない。

ということで、いちたろうは指で筆算をしています。
最初はノートを渡して筆算させていましたが、結局面倒くさがるのでやめました。

注意点

料金は最初に月額基本料の12倍(1年分)かかる

これ、最初あまり気にしていなかったんですが、月あたり2480円の基本料金とあるのですが、契約時に1年分払います。
2480円と思って契約画面に進むと、気づいたら3万円くらい必要ということに気付いて勝手に驚いていました(理解しないまま請求が来たわけではないです、念のため)。

最初のこの画面ではわからないよなあ。
料金について | RISU算数

基本料
ご契約時、年額一括12ヶ月分29,760円 (月あたり2,480円)の基本料がかかります。
料金詳細について | RISU算数

まとめ

子どもの食いつきは上々、親も任せておけるので助かる。
これが継続するかは今後注目。

学校の学習を先取りすることのデメリットもあると思うのですが、またそれは別に機会に書きたいと思います。

最後にRISUをお試しできるリンクを貼っておきます。
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