かとりぶたとあじさいの、子どもと遊ぶログ

かとりぶたとあじさい夫婦による、男子3兄弟育児での体験や、考えたことのブログ。

ポモドーロテクニック実践中。使えそう!②

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以前のポモドーロテクニックの記事の続きです。

ポモドーロテクニックとは

 

以前の記事では以下のように書きました。

ポモドーロテクニックとは、25分の集中と5分の休憩の繰り返し

間違ってないしそれはキモなのですが、以下の説明の方が適切だと思うようになりました。

ポモドーロテクニックとは、戦略、労働、休憩の帽子のかぶり替え

帽子をかぶる、というのは本の表現ですが、つまりは頭を切り替えるということです。

最初の25分に入るとき、戦略の帽子をかぶって、次に何をするべきかの優先順位をタスクを見回して俯瞰的に考えます。やるべきことを決めたら、労働の帽子をかぶって作業に集中します。ベルが鳴ったら休憩の帽子をかぶり、5分間の休憩に入ります。

 

上のことを頭において、メリットデメリットを詳しく書いていきます。

メリット

  • 意図的に集中できる、特に内部割込みを防止できる

内部割り込みとは、自分の頭の中に想起される新しいタスクによって作業が中断することです。ポモドーロテクニックでは、25分のタイマーをかけたら集中の時間です。メールは見ません。新しいタスクがふと頭に浮かんだら、ノートにメモして作業は続行します。この集中によって作業効率が上がるのです。いわゆるフロー状態です。

  • 休憩を取りやすくなる

25分ごとに休憩を取るため、休憩の頻度は高いです。高い集中を持続するための休憩です。

  • 仕事全体を俯瞰する時間を持てる

25分おきに戦略の帽子(優先順位の再確認)に切り替えるため、優先順位の低いタスクに長時間集中することがありません。25分で集中を切るデメリットはありますが、この優先順位の再確認のメリットのほうが大きいと考えています。

  • 仕事の工数の見積りと評価が簡単になる

25分+5分=30分を1つの単位(1ポモドーロ)として考えると、作業の工数見積もりがやりやすくなります。1日で終わらないような大きすぎるタスクは見積もれませんが、それはもっと作業を小さくすべきという合図でもあります。本では、7ポモドーロ以上になるようなタスクは、もっと分割したほうがよいとあります(確か‥。あとで確認しよう)。

デメリット

筆者も述べていますが、本当の意味で集中していると、1日で実施できるのは8ポモドーロ程度です。休憩を5分で守ると、4時間。いかにも短いですが、実際にこの程度で疲労が出てきて、ポモドーロテクニックを実践することが難しくなってきます。簡単にいうと、タイマーをかけて作業をやって休んでというサイクルが面倒くさくなってくるのです。集中力はポモドーロテクニックを使っているときに比べ低下します(集中力の高低がわかるのはテクニックを使ったことの収穫の一つです)。8時間というのは、集中して働くには長すぎるようです。集中しない作業もあると住み分けできていいかもしれません。

  • いいタイマーを見つけるのが大変

いまだにこれはというタイマーが見つけられていません。会社で使うには音が出ては困るので、ベル式のものは不採用です。iPhoneポモドーロテクニック系のアプリはいくつかありますが、振動が短く、気づかずに作業を続行しすぎることが何度もありました。今は、iPhoneapple watchに最初から入っているタイマーアプリを使っています。25分と5分の時間を設定する手間はありますが、頭の切り替えにはいいですし、自分が切らない限り振動が続くので、作業をし続けてしまう心配はありません。しかし若干タイマーをかけている実感がないので、物として目に見えるタイマーでベルがならないものがあればいいなあと思っています。

  • 5〜10分のタスクの扱いが難しい。

あるタスクがポモドーロ内で終わって時間が余った場合、強化学習にあてることになっています。5〜10分のタスクは他のタスクと合わせて1ポモドーロ程度にしてから取り組むことになっていますが、なかなかうまく組み合わせられないこともあり、その場合はポモドーロの時間を適宜調整して実施することになります。ちょっとこの調整が面倒です。

 

おしまいです、ではまた!