かとりぶたとあじさいの、子どもと遊ぶログ

かとりぶたとあじさい夫婦による、男子3兄弟育児での体験や、考えたことのブログ。

【パブー終了に寄せて】『男は黙って育児休業』

パブーという、誰でも書籍を書けるサービスがあります。
以前少し作品を作成したことがあったのですが、今回閉店(閉鎖)されることが決まったそうで、案内が出ていました。
【重要】パブー閉店のお知らせ - パブー | パブー

作品の公開は2019年9月30日までされるということで、ここで過去の作品を振り返りたいと思います。

いちたろう誕生時に書いた作品

振り返るのはこちら。

(2019年10月以降はリンクが切れると思います)

いちたろうが誕生して、1ヶ月育休を取った時に、そのまとめとして書いたものです。
そのときは、産後まもなく夫婦で同時に休みになるように育休を取りました。
夫婦で育児をするための期間としての育休ですね。

2011年、平成23年でした。
男性育休は今もかなり少ないですが、今よりさらに少なかったです。
ただ、少しずつ男性も育休取るなどして育児参加していこうよというような機運があった気がします。
*1

当時この作品はTwitterで取り上げていただいたりして、それなりに読んでいただいていました。

面白いこと書いてある?

8年前のことですからね、今読んだら何か面白いことが書いてあるかもしれません。
読み返してみます。

面白いことが書いてあったら抜粋してみましょう。

男性が仕事よりも育児を優先することに対する社会の目

男性にとって家事を担っていくのは、「男性は会社・仕事を第一優先にすべき」とい う社会的なバイアスがあるので、女性よりしんどいです。

当たり前のようですが、(育休を取ることについて)あなたの味方は会社にはほとんどいないでしょうから、自分が意志をし っかり持っておかないといけません。特に男性社員では、中立的な人はいても肯定的な人はほと んどいないと思います。
()内今回追記

男性が育児を優先することに対して、周りから白い目で見られる、味方がいない、そういう思いが書かれていますね。

今は変わってきてますかね。
Twitterやネット上では、育休を取ることは珍しくない雰囲気はありますが、男性育休取得率を見るとH23年度2.63%、H29年度で5.14%。
倍くらいになりましたが、かなり稀な部類であることに変わりないですね。

しかも、この5.14%の56.9%は5日未満の育休ということで、長期間で取る人はまだまだ稀な存在です。
*2

8年経って、男性の育児進出は進んできていますが、まだまだこれからです。

メニュー考えるのに苦労してる

一般的に妻側のほうが家事について詳しいと思いますので、特に料理はメニューが浮かばなかっ たときなどに手伝ってもらうといいかもしれません。

以前の記事で書きました(簡単でおいしい夕食作りに活用できるアイテム3つ - かとりぶたとあじさいの、子どもと遊ぶログ)が、当時はメニューを提案してくれて材料を運んでくれるサービスをあまり使っていなかったようです。
私たちが気づいていなかった可能性もありますが、それなりに模索していたとは思うので、ここ8年の間にそういったサービスが充実してきたのだと思います。

予防接種について取り上げて書いている

作業だけでなく、情報を仕入れることも育児に含まれるんですよね。 その最たるものが次の予防接種かと思います。

息子が1人の状態なので、もっとも情報と判断に苦慮するのは予防接種でした。
(息子が3人の今では、保育園や小学校の把握と判断が多くなりました)

このころは、ポリオの定期接種がが生ワクチンだったり、ロタやB型肝炎の定期接種がなかったりで、今より決められた予防接種が少なかったです。
そのため、妻はポリオの不活化ワクチンを受けさせてくれるところを探したり、ロタやB型肝炎を接種できるところを探したりして奔走していました。
(私はあんまり関わってませんでした。スマヌ)

また、定期接種が少ないことも手伝って、2種3種の同時接種を嫌がる医師もいらっしゃいました。
副反応が出やすい可能性があるとかで。

今は定期接種だけでも同時接種していかないととても追いつかないので、同時接種を嫌がる医師はいないのではないかと思います。
以下の日本小児科学会パンフレットにもそう書いてあります。
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/VIS_03doujisesshu.pdf

Q.同時接種は安全ですか?
A.はい、安全です。
(前略)ワクチンを接種した後に起こるワクチンの副反応は、ワクチンを接種した後に一定の割合で起こりますが、同時接種によってその割合が増えるわけではありません。

実際に予防接種の対象疾病が増えたことに加え、要らぬ心配や調べ物が減ったのは、親にとって本当にありがたいことです。

「進歩的」って自分で書いてる

この本に書いた内容はかなり進歩的なのではないかと思います。

今ブログやTwitterでは、育休にはたくさんの実例と経験談が出てきます。
当時はネット上でもそこまでいなかったのかな、「進歩的」と書いていますね。
今では、長期で育休を取得する人はまだ少ないですが、ある程度出てきていて、「進歩的」というほどではないかな?

(おわりに)男は黙って育児休業

誰もが子供を持ちつつ、女性も仕事に精を出し、男性も育児を全うする、そんなふうになったら いいなと思います。

まだこれからですが、育休を取るのが普通の社会になるといいなと思います。