さんたろう(0歳3か月)がミルクを飲まなくなって試行錯誤したお話。
目次
気づいたら、さんたろうがミルクを飲まない!
ある日祖母にさんたろう(0歳3か月)を預けたら、「ミルク飲まないよ」という話に。
これは大変。
ミルクを飲まないと、母親が子供をおいておちおち外出もできません。
「そうはいってもお腹が空いたらミルクでも飲むでしょ」と思っていたのですが、それは甘かった。
お腹が空くとギャンギャン泣いて飲まない、それをあやしていると疲れて眠ってしまうか、眠らなくてもお腹が空いたのがおさまって、結局何も飲まないで終わってしまうこともあります。
お腹が空いたらミルクでも飲む、とはならないのです。
ちなみに出産直後は母乳メインでミルクを足す→退院後は母乳メイン、ときたまミルク、で、つい2週間前くらいまでは飲んでいました。
ミルクを飲まないときの様子
ミルクをくわえさせると、
- 機嫌が悪い→怒って泣き出す
- 機嫌がいい→機嫌よくくわえたままだが、口の中で転がしているだけで飲まない
こんな感じです。
機嫌が良くても飲まないのは意外でした。
なんか飲み方忘れちゃった感じです。
やってみたこと
試してみて、効果の大きさによって、星をつけています。
あくまでうちの子での話なのですが、参考までということで。
効果 | 星 |
---|---|
大 | ★★★ |
あるかも | ★★☆ |
ほぼなし | ★☆☆ |
①ニップルを替えてみる
ピジョン 母乳実感
もともとはこれを使っていました。いちたろう、にたろうの頃から使っていて、2人ともそこまで拒否してこなかったいい奴です。
今回さんたろうがミルクを飲まないということで、どうも飲み方を忘れてるような感じがしたので、なんとなくニップルが怪しい、ということで別のものを試してみることにしました。
母乳実感のニップルは固めな気がしたんですよね。
ピジョン スリムタイプ
先の細い部分がやや長くて細いです。母乳実感より若干柔らかめな気がします。
これはいけるか…と試してみましたが、結果としては飲みませんでした。
はい次!
ヌーク プレミアムチョイス
ネットで見ると、ヌークでミルクを飲むようになったという人もいるらしく、ちょっと期待。ピジョンスリムタイプ同様柔らかくできています。
さらに本物に近い形状で、先端がくびれています。
しかも、ちょっと先端を曲げると中のミルクが出てきました。
ミルクが出てきやすい作りになっています。
飲ませてみると、口に入れた時に、赤ちゃんが吸わなくてもミルクが口に入るので味はしているはずです……が、飲みません。
あんまりやっているとむせたような感じになることもあります。
結果的にはヌークでもほとんど飲みませんでした。
ニップルを替えるのは効果がなかった(★☆☆)
ミルクを飲まないときの「ニップルを替える」は効果なし(★☆☆)でした。
なかなか飲まないながらも、たまーに飲んだときのニップルが母乳実感だったので、ニップルは母乳実感でほかのことを試してみることにしました。
②ミルクをあげる人は父にする、は効果なかった(★☆☆)
母親だと、ミルクを飲ませられたときのがっかり感があると思うんですよ、やっぱり。
「え、そこでミルクかよ」みたいなね。
ということで、ミルクをあげる人は父にしてみました。
…しかし、父にしたからといって飲むわけではない。
たまーにミルクを飲むことはあって、そのときは母親でも父親でも飲みます。
なので、父親だからミルクを飲む、母親だから飲まないということはありませんでした。
「ミルクをあげる人は父にする」は効果なし(★☆☆)でした。
③ミルクをあげるタイミング
次は、ミルクをあげるタイミングです。
何が何でも飲みたい!と赤ちゃんが思っているときに飲ませる作戦です。
寝ぼけているところ
あんまり目が覚めていなくて、ぼーっとしているところを狙います。
なんか口に入って来たら飲むんじゃないか、という作戦です。
これは結構飲みました。
本人はほぼ寝ていますが、口だけは動いてミルクを飲んでるという感じです。
ただ、本人は寝ているので、「飲んだ」という経験が次に生きるかというと望み薄です。
風呂上がり
赤ちゃんの喉が渇いているところを狙います。
これは結構効果がありそうで、ときどき飲んでいました。
でも飲まない時は全然飲まない。
喉が渇いているので、何も飲まないとギャンギャン泣きます。
飲むときはうまくいきますが、飲まないときはある程度で切り上げる必要があります。
ミルクをあげるタイミングは結構効く(★★☆)
というわけで、ミルクを飲ませるタイミングは結構効き目がありました。
特に風呂上がり。(寝ぼけミルクは飲みましたが、効果のほどはわかりません)
赤ちゃんの習慣づけとしても、一定のタイミングでミルクをあげるのはいいかもしれません。
④ミルクの種類を替える
ミルクにもメーカーによって違うかも。
ということで、ミルクも変えてみます。
明治 ほほえみ
40ml分が1キューブになっていて、計量の必要がありません。5キューブが1袋になっているので、外出の際の持ち運びにも便利ですし、大きな缶のまま開放された状態と比べると、清潔な状態になっています。
さらにキューブになっていますが、お湯には溶けやすい。
ということで使いやすいミルクです。
ビーンスターク すこやか
缶に入った粉末のミルクで、スプーン1杯が20ml分ですりきりしながら哺乳瓶に入れて測るタイプ。キューブのほほえみもお湯に溶けやすいですが、すこやかはさらに溶けやすいです。
お湯を入れて混ぜたらその瞬間に溶けてる感じです。
産院で1缶もらい、最初に使っていたミルクです。
ミルクを替えるは効果なかった(★☆☆)
この2つのミルクを取っ替え引っ替え与えましたが、どちらでもだいたい飲みません。
たまーに飲むときはありますが、どちらのミルクでも飲むとき飲まないときがあって、どうもミルクは関係なさそう(★☆☆)という結論になりました。
ちなみに、我が家ではほほえみをメインで使ってます。
計量の必要がなくてミルクを入れやすいですし、5キューブずつの袋になっている携帯性と清潔さがよいです。
⑤ミルクの温度
最後に、ミルクの温度です。
最後になったのは温存したというよりは、本当にかなり後のほうで気づいたので、試したのが最後のほうになったためです。
ミルクをあげて苦労しているうちに冷めてくるので、あんまり気にしてませんでした。
ぬるめ
哺乳瓶を外側から手で握ってやや温かいくらい、手にミルクを垂らすとわずかに体温より低いくらいの温度(30度台前半くらい?)です。
熱いのは火傷したら嫌だし、結局あげてるうちに冷めてくるしということで、ぬるめであげていました。
温かめ
しかし、
「母乳はもうちょっと温かいよな…そういえばいちたろう(長男)のときはちゃんとミルクの温度を合わせて飲ませていたような…」
とおぼろげな記憶も蘇ってきて、もう少し温度を上げて与えることにしました。
哺乳瓶を外側から握るとやや熱い感じで、手にミルクを垂らすと体温よりわずかに高い、ほんの少し温かいくらいの温度です(40度くらいだと思う)。
哺乳瓶を握ると「ちょっと熱いかな?」と思いますが、手につけると「まあこんなもんか」と納得する、そういう温度です。
ミルクの温度はめっちゃ効く(★★★)
効果として、ミルクの温度はものすごく効きました。
温かめにしたらほぼ確実に飲みました。
ということで、ミルクの温度は効果大(★★★)です。
ミルクの温度は最初にミルクをあげるときに覚える基本中の基本なので、あとで考えれば「さっさと気づけよ」という話ではあるのですが、これには理由がありまして。
赤ちゃんはある程度大きくなると(1歳くらい)、割と冷たくてもミルクを飲むようになるんですよね。
にたろうのときは、風呂上がりに冷めたミルクをぐいぐい飲んでいました。
その記憶があったので、冷めてても問題ないと思い込んでいたんですね。
小さい赤ちゃんの場合は、ミルクの温度合わせはものすごく重要だったんですね。
まとめ
赤ちゃんがミルクを飲まなくなったときに試せることはいくつかあるけど、まずミルクの温度を温かめに合わせよう。
やったことと効果をまとめておきます。
あくまでサンプル数1なので、一般的にそう言えるわけではありませんが、参考になれば。
試したこと | 効果 |
---|---|
①ニップルを替える | ★☆☆ |
②父があげる | ★☆☆ |
③タイミングを図る | ★★☆ |
④ミルクを替える | ★☆☆ |
⑤温度を温かめに合わせる | ★★★ |
【最後に】ミルクを拒否しないように毎日飲ませる
ミルクをなんとか飲むようになってから、毎日少量(40ml〜80ml)ずつミルクを飲ませるようにしてます。
飲み方を忘れないように!
妻のコメント
もう一つ私が重要だと思ったのが、
⑥根気よく練習する
です。
あれ、哺乳瓶嫌いになってる!と気付いて、練習を始めてから、1週間くらいで、ほぼ飲めるようになりました。
その間あれこれ少しずつ変えながら、飲んだり飲まなかったりだったので、何がクリティカルだったのかは、正直よくわかりません。
今は"授乳間隔をあけて" or "お風呂あがりに" & "ちょっと熱めの"ミルクなら私からでも飲んでくれます!
実はもうぬるめでもいけるんじゃ、とちょっと思ってたりします。試してないけど。
練習のコツは、嫌がったらあんまり引っ張らずにスッと諦めて、また次の日気分を変えてリトライ。
世の中、完全母乳(母乳メイン)、完全ミルクの情報は溢れてるのに、混合(母乳が足りてる場合の意図的な混合)の情報って結構少ないですよね。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。